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機密文書の扱い巡るトランプ氏の裁判、リゾートの従業員が証言に立つ可能性 情報筋 CNN EXCLUSIVE

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トランプ前米大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」=米フロリダ州パームビーチ/Steve Helber/AP

トランプ前米大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」=米フロリダ州パームビーチ/Steve Helber/AP

米フロリダ州パームビーチ(CNN) 配管工にメイド、運転手、木工職人など、トランプ前米大統領のフロリダ州の自宅「マール・ア・ラーゴ」で働く職員、契約従業員らが、連邦検察によってトランプ氏並びに2人の共同被告人が絡む裁判の証言に召喚される可能性があることが10日までに分かった。今後同州で行われる機密文書の取り扱いに関する裁判が対象となる。捜査内容に詳しい多数の人物が明らかにした。

CNNはこれまで集めた情報から、検察側がトランプ氏に対する訴訟をどのように構築していくのかに関する全体像を描き出した。訴訟はトランプ氏が不適切に扱ったとされる複数の機密文書がマール・ア・ラーゴから見つかった件についてのもの。

証人の一部はトランプ氏の政界及び財界における取り巻きの中から召喚されるとみられるが、それ以外にも裕福なマール・ア・ラーゴの訪問客がほとんど気付かない職種に従事する施設の従業員が召喚される可能性もある。複数の情報筋が明らかにした。

この他、召喚される公算の大きい証人には、トランプ氏の警護関係者、元諜報(ちょうほう)当局者、同氏が軍関係の文書に言及した際に同じ部屋にいた人物らが含まれる。この文書はイランを爆撃する計画を記したもので、トランプ氏が内容を説明する音声記録が残されている。

仮にマール・ア・ラーゴの従業員が裁判で証言することになれば、一般社会が施設の内情に関する新たな水準の洞察を得られる可能性がある。トランプ氏が大統領退任以降、機微な国家安全保障上の情報をどのように扱っていたのかについても、これまで知られていなかった事実が明らかになるかもしれない。これらの従業員の一部は、現在もマール・ア・ラーゴで勤務している。

現行の予定では、裁判はフロリダ州で来年5月に始まるとされる。同年の大統領選よりかなり前だが、裁判を担当するアイリーン・キャノン判事は裁判の日程を選挙後に動かすことを検討中だ。実現すれば、トランプ氏の具体的な行動が明らかになるのは有権者が投票を済ませた後になる可能性がある。

当該の潜在的な証人らは既に連邦捜査官らに対し、マール・ア・ラーゴでの安全性の水準に関する詳細を明らかにしている。そこには文書の入った箱がどのように保管されていたか、施設の訪問客に見える、もしくはアクセスできる状態だったのかどうかといった情報が含まれる。

この件でトランプ氏らを訴追した特別検察官の事務所は、証人に関する話題へのコメントを控えた。トランプ氏の広報担当者は、CNNのコメント要請に返答しなかった。

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