米検察、シンクタンク所長の起訴状を公開 武器密輸の罪

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2月に武器密輸容疑で拘束された後、逃走中の米シンクタンク共同所長、ガル・ルフト氏/CSPAN/FILE

2月に武器密輸容疑で拘束された後、逃走中の米シンクタンク共同所長、ガル・ルフト氏/CSPAN/FILE

(CNN) 米検察はこのほど、2月に武器密輸容疑で拘束された後、逃走中の米シンクタンク共同所長、ガル・ルフト氏の起訴状を公開した。

ルフト氏は米国とイスラエルの二重国籍を持つ。米下院監視委員会の委員長を務める野党共和党のカマー議員によれば、バイデン米大統領の次男ハンター氏と外国企業の不正なつながりを告発した情報提供者でもある。

2月に地中海の島国キプロスで拘束され、「米国が政治的動機で私の引き渡しを求めている」とツイート。武器密輸の疑いをかけられたことに対し、「武器を取引したことは一度もない」「米司法省はバイデン一家を守るために私を葬ろうとしている」と主張していた。

起訴状によると、ルフト氏は米国で中国政府の代理人として届け出なしに活動したり、中国企業による武器購入の仲介役を務めたりした。イラン産原油の売却を仲介した制裁違反の罪にも問われている。

下院共和党はバイデン一家の不正疑惑を追及し、司法省がハンター氏に対する捜査の情報を公開するよう求めている。ルフト氏はこの捜査のカギを握る重要な証人だと指摘する議員もいる。ハンター氏は最近、税金未納の軽罪2件などで有罪を認めた。

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