自殺した43歳の容疑者、別の学校襲撃も計画か 米ミシガン州立大銃撃事件
(CNN) 米ミシガン州立大学で13日に起きた銃撃事件は、同大の学生3人が死亡、5人が重体となった。警察は、死亡した容疑者の男がニュージャージー州でも学校2校の襲撃を企てていた可能性があるとしている。
事件後に死亡したアンソニー・マクレー容疑者(43)と、大学との関係は分かっていない。ミシガン州立大学警察によると、マクレー容疑者は13日夜、同大キャンパス内の2カ所で銃撃事件を起こし、その後自分を銃で撃って自殺したとみられる。
ニュージャージー州ユーイング警察の14日の発表によると、マクレー容疑者が警察に見つかった時にポケットに入れていたメモ書きには、ユーイングの公立校2校の襲撃を計画していたことをうかがわせる内容が書かれていた。ミシガン州立大学警察もマクレー容疑者がメモ書きを持っていたことを確認。ユーイング警察は、同地の学校が脅かされる恐れはなくなったとしている。
事件当時、ミシガン州立大学の学生は、窓から飛び降りて命がけで逃げる行動を迫られた。歴史の講義に出席していたという2年生のクレア・パプリアスさんは14日、CNNの取材に「いきなり背後から銃声が聞こえた」「銃撃犯は教室の後ろのドアを開け、クラスメートを背後から銃撃して負傷させた。火薬が見えて臭いがした」「自分も死ぬと思った」と語った。
銃撃犯が教室に乱入してきた状況の中、一部の学生は窓ガラスを割り、1階の教室の窓からクラスメートが飛び降りるのを助けていたという。