米国に大規模な冬の嵐襲来、9人死亡 100万戸超停電

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雪の降りしきる中、道路を渡る歩行者=米イリノイ州シカゴ/Kamil Krzaczynski/AFP/Getty Images

雪の降りしきる中、道路を渡る歩行者=米イリノイ州シカゴ/Kamil Krzaczynski/AFP/Getty Images

(CNN) 大規模な冬の嵐が23日に米国を襲い、厳しい低温や強風、大雪をもたらした。自動車事故などで少なくとも9人が死亡したほか、100万戸超で停電が発生。全米各地で休暇の計画に支障が出ている。

冬の嵐は中西部や東部を進みながら23日夜にかけて勢力を強める見通し。視界不良や路面凍結により、厳しい道路状況になっている。北東部の海岸地帯などでは沿岸洪水も起きている。

航空機や鉄道、車といった全ての交通機関で混乱が生じ、数百キロにわたって道路が閉鎖されたほか、航空便の欠航が急増した。ニューヨーク州ではロングアイランド鉄道沿いで洪水が発生し、支線の一部が運行停止となった。

ニューヨーク州バファローに住む男性は「クリスマスの予定は中止になった」「家族や友人は全員、その方が安全という意見だった」と語った。

今回の嵐に関連した死者は21日以降、少なくとも9人に上っている。

カンザス州中北部では21日夕、別々の自動車事故で3人が死亡。地元警察報道官によると、1人は天候に関連した死者と確認され、他の2人についても天候関連の死者とみられているものの、さらなる調査が必要だという。

カンザスシティーでは22日午後、凍結した道路で車が制御を失い、1人が死亡した。

ケンタッキー州では嵐が原因で3人が死亡。ベシア州知事によると、死者のうち2人は自動車事故で死亡し、もう1人は安定した住まいを持たない人だった。

オハイオ州のデワイン知事によると、同州でも「天候に関連した自動車事故で」4人死亡、数人が負傷したという。

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