高温の車内で1歳児死亡、父親が故意に放置か 米
(CNN) 米中西部オハイオ州で高温の車内にいた1歳児の男児が死亡し、父親が故意に放置した疑いで逮捕された。
地元警察責任者がフェイスブック上で発表したところによると、19歳の父親が男児を救急救命室に運び込んだ。
父親の説明につじつまの合わない部分があったため、捜査員らが追及したところ、男児が家の中で「じゃま」にならないよう、わざと車に置き去りにしたことを認めたという。
同責任者によると、男児は気温約30度の暑さの中で車内に約5時間放置されて死亡した。父親は2日午後に殺人容疑で逮捕された。
米国では近年、高温の車内で死亡する子どもが増えている。熱中症防止に取り組む気象学者のジャン・ナル氏によると、1998年以降に車内での熱中症により死亡した子どもは少なくとも929人に上り、このうち53%は大人が降ろし忘れたケースだった。
全米安全評議会(NSC)によれば、2018年と19年にはそれぞれ53人の子どもが死亡し、過去最多を記録した。