市販のサラダでリステリア感染、米8州で入院者や死者 FDAが調査
今回のリコールは、ミシガン州農務局が行った抜き取り検査で、ストリームウッドの加工場で製造されたフレッシュ・エクスプレスのサラダ製品からリステリア菌の陽性反応が出たことを受けた措置。
フレッシュ・エクスプレスは直ちにストリームウッド加工場での製造を中止し、衛生対策に関する徹底検証に着手したと説明。小売業者には連絡を取り、売り場からの撤去や配送の中止などを求めているとした。
FDAは引き続き関係機関やフレッシュ・エクスプレスと連携し、感染源の究明にあたるとしている。
リステリア菌は湿気の多い環境に存在し、食品を冷凍保存するなどしても死滅しない。リステリア菌が付着した食品を摂取すると発熱や筋肉痛、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢などの症状を引き起こすことがあり、乳幼児や高齢者などが感染すれば死に至ることもある。