米NY市庁舎からジェファーソン大統領像を撤去 奴隷保有の歴史理由に

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米国ではジェファーソン像以外にも奴隷にかかわった人物などの像が各地で撤去されている/Ted Shaffrey/AP

米国ではジェファーソン像以外にも奴隷にかかわった人物などの像が各地で撤去されている/Ted Shaffrey/AP

黒人・ラテン系・アジア系市議会議員団の共同議長を務めるエイドリエン・アダムズ市議は先月発表した声明の中で、「トーマス・ジェファーソンは600人以上の人間を保有した奴隷の持ち主だった」と指摘。「私のような外観の人たちは本質的に劣っていて、知性に欠け、自由や権利に値しないと根本から信じていた奴隷の持ち主に敬意を表する像のある場所に自分たちが座っていると知り、強い不快感を覚える」と述べていた。

議会室にあったジェファーソン像は、フランスの彫刻家ピエールジャン・ダビッド・ダンジェが1833年に制作した銅像の複製で、翌年の34年にニューヨーク市に寄贈され、1915年から議事堂に設置されていた。

アイネズ・バロン市議は先月、市議会が開かれる場にジェファーソン像があるのは不適切だと述べていた。

元になった銅像は今も首都ワシントンにある米連邦議会議事堂の円形大広間に展示されている。

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