米CIA長官、タリバンのナンバー2と秘密会談

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米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官(左)とイスラム主義勢力タリバンのナンバー2のアブドゥル・ガニ・バラダル氏/Pool/AFP/Getty Images

米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官(左)とイスラム主義勢力タリバンのナンバー2のアブドゥル・ガニ・バラダル氏/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官がアフガニスタンの首都カブールで23日、イスラム主義勢力タリバンの共同創設者でナンバー2のアブドゥル・ガニ・バラダル氏と秘密裏に会談した。米当局者2人が明らかにした。

今月31日の米軍撤収期限が迫る中、米国は自国民やアフガン人の協力者を同国から出国させているが、バイデン政権はその間にも、アフガニスタンやカタールのドーハでタリバンと定期的な接触を行っている。

しかしバーンズ長官とバラダル氏の会談は、タリバンが首都を制圧して以来、最高レベルの直接的な高官級会談だった。

関係者が24日にCNNに語ったところによると、今回の会談は、カタールの仲介で実現した。これはカタールがアフガニスタンの未来にとって重要な役割を果たしていることを物語るとこの関係者は指摘する。

会談はジョー・バイデン大統領の指示で行われた。当局者はこの会談について、8月31日までに行う必要がある事項に関する「意見交換」と位置付けている。

タリバンの報道官はカブールで行った記者会見で、バラダル氏とバーンズ長官との会談については確認できないとしながらも、在カブールの大使館全てと会合の機会を設けていると述べた。

CIAは今回の会談についてコメントを避けている。

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