オートパイロット使用中に寝ていた?、テスラ車運転の男性に停車命令 米

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オートパイロットで走行中の男性が車を走らせながら眠っているようにみえ、保安官代理らが車の停止を命じたことがわかった/Kenosha County Sheriff's Office

オートパイロットで走行中の男性が車を走らせながら眠っているようにみえ、保安官代理らが車の停止を命じたことがわかった/Kenosha County Sheriff's Office

(CNN) 米ウィスコンシン州ケノーシャ郡の保安官事務所は20日までに、電気自動車大手テスラの車の自動運転支援機能「オートパイロット」を使用中に運転席で寝ていたとみられる男性に停車を命じたことを明らかにした。

男性はイリノイ州在住の38歳で、16日に停車を命じられた。

声明によると、保安官代理の1人がウィスコンシン州とイリノイ州の州境付近で男性の車に横付けしたところ、「男性の頭が下がり、道路を見ていない」のが目に入った。保安官代理は警察車両のライトとサイレンを作動させたまま、約3.2キロにわたってテスラ車を追跡。その後、運転手は停車を命じられていることに気付いた。

保安官事務所が公開したボディーカメラの映像では、保安官代理の1人が「約3.2キロにわたって追跡していたが、あなたは寝ていた」と話す声が聞こえる。「追い抜いてあなたの方を見たところ、目が閉じられていた。オートパイロットを搭載しているのは分かるが、もし何か起きた場合、それでは急停止する意識的な判断を下せない」との声も聞こえる。

映像の中で男性は保安官代理らに対し、疲れていたが寝てはいなかったと繰り返し主張。停車を命じられた時は仕事に向かうところだったと説明している。

保安官代理らは不注意運転の疑いで男性に出頭を命じ、運転不能な状態だとしてテスラ車のけん引を命令した。

保安官事務所によると、テスラは運転手にオートパイロット使用中でもハンドルを握り続けるよう要求。テスラは公式サイトで「現在のオートパイロット機能では運転手による積極的な監督が必要であり、車両が自律的になるわけではない」としている。

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