米コロラド州銃撃、AR556ピストル使用の疑い AR15ライフルとの違いは

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米コロラド州のスーパー銃撃で使用された銃器の特徴が明らかになった/CNN/Shutterstock

米コロラド州のスーパー銃撃で使用された銃器の特徴が明らかになった/CNN/Shutterstock

(CNN) 米コロラド州ボルダーのスーパーで22日に発生した銃撃事件。21歳の容疑者は犯行に「ルガーAR556ピストル」を使用した疑いが持たれている。専門家によると、ルガーAR556は「戦闘用の半自動銃」で持ち運びがしやすく、「長銃(ロングガン)並みの火力」を持つ。

逮捕状請求資料によると、アフマド・アル・アリウィ・アリッサ容疑者は事件の6日前にルガーAR556を購入。捜査当局の情報筋によれば、この銃には片手保持用の補助装具を取り付ける改造が施されていたという。

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ピストル仕様のルガーAR556は、他の多くの銃乱射事件で使用された軍用ライフル「AR15」の一種となる。本質的には同じ武器だが、銃身は約27センチとより短い。尾部には銃身を肩で支え安定させる装置が付いており、ルガーの公式サイトによると、これは「正確性やバランス、反動制御を助ける」ためのものだという。

ジョージア州立大に所属する銃産業の専門家、ティモシー・リットン氏は「AR15を土台とする兵器は長銃であれピストルであれ、同一の火力を持つ。いずれも戦闘用の半自動銃だ」と指摘する。

「銃身や銃床がより短いことから携帯しやすい」とリットン氏は説明。「より隠しやすくなるのは確実だ。AR15タイプのライフルをジャケットの下に隠すのは難しいだろうが、これならジャケットの下に入れることができる」としている。

AR15は1950年代、アーマライト社で働いていたユージン・ストーナーによって米軍向けに開発された。コロラド州オーロラの映画館で12人が死亡した事件、フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した事件でもAR15タイプのライフルが使われていた。

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