米ウィスコンシン州、再集計ならトランプ陣営が8.3億円前払い

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ウィスコンシン州ベロイトでの開票作業の様子=3日/Scott Olson/Getty Images

ウィスコンシン州ベロイトでの開票作業の様子=3日/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米ウィスコンシン州の選挙管理委員会は16日、今年の米大統領選の投票をめぐってトランプ大統領の陣営が再集計を要請する場合は790万ドル(約8億3000万円)を前払いする必要があると明らかにした。

CNNの予測では、ウィスコンシン州では民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にしており、選挙人10人を獲得する見通し。非公式な結果では、バイデン氏がトランプ氏に対して2万470票(0.62%)の差をつけてリードしている。

結果が僅差(きんさ)なため敗北する候補者は再集計を要請する資格がある。しかし、バイデン氏のリードが0.25%以上なため、州法ではトランプ氏の陣営が再集計にかかるとみられる費用を先払いする必要がある。

選挙管理委員会によれば、推計した費用は790万ドル。これは2016年の再集計時の200万ドルよりはるかに高い金額となっている。

選挙管理委員会は費用の見通しが高額になったことについて、公開での監視や社会的距離の確保を可能とする大型のスペース、その警備、不在者投票の増加、祝日の存在、高速の集計用機器のレンタル料などを理由に挙げている。

再集計の申請と支払いの締め切りは現地時間18日の午後5時。トランプ氏の陣営が要請を申請できるのはこの日だけとなっている。

再集計は12月1日までに完了する見通し。12月1日は州法によって選挙管理委員会が結果を確定させる最終期限でもある。

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