新型コロナで20代の姉弟が死亡 母が悲痛な訴え

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新型コロナで20代の姉弟が死亡、母に話を聞く

(CNN) 米フロリダ州ローダーヒルで20代の姉弟が新型コロナウイルスに感染し、相次いで死亡した。同時に2人の子どもを失った母親はCNNとのインタビューで、新型ウイルスを軽く考えないでほしいと訴えた。

モニート・ヒックスさんの娘マイケラさん(23)と息子バイロンさん(20)はともに持病があったものの体調は良く、基本的に家にこもる生活を送っていたという。

ところが先月、同州オーランドへ出かけた後で、まずバイロンさんに異変が起きた。先月下旬の土曜日の朝、目覚めた時に息苦しさを訴えて病院へ運ばれたが、その日の昼に亡くなった。

米フロリダ州で新型コロナにより20代の姉弟が相次ぎ死亡した/Courtesy Monete Hicks
米フロリダ州で新型コロナにより20代の姉弟が相次ぎ死亡した/Courtesy Monete Hicks

3日後、マイケラさんに頭痛と発熱の症状が出た。普段は病院嫌いのマイケラさんが、しきりに病院へ連れて行ってくれと言う。入院後まもなく腎不全、肝不全と容体は急激に悪化し、バイロンさんの死からわずか11日後にマイケラさんも息を引き取った。

「子どもたちは私の心そのもの」「私が言えるのは、とにかくこのウイルスを深刻に受け止めてほしいということだ」と、ヒックスさんは話す。

姉弟のいとこにあたるダリシャ・スコットさんは新型ウイルスについて、「冗談でもゲームでもなく、政府の作り話でもない」と強調。マスク着用や手洗い、対人距離の確保に加え、「どうしても必要な時以外は外出しないでほしい。特にここフロリダでは」と呼び掛けた。

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