子犬を波打ち際に放置した男、動物虐待で禁錮1年の判決 米

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波打ち際に放置されていた犬「リバー」/Monmouth County Prosecutor's Office

波打ち際に放置されていた犬「リバー」/Monmouth County Prosecutor's Office

(CNN) 米ニュージャージー州で、生後8カ月の子犬をケージに入れて波打ち際に置き去りにしたとして動物虐待の罪に問われた男が、禁錮1年の判決を言い渡された。

同州モンマス郡検察の発表によると、アーロン・デイビス被告(36)は動物虐待の罪で昨年12月に有罪判決を受け、2月14日に禁錮1年を言い渡された。

判決ではさらに、731ドル46セント(約8万円)の損害賠償と156時間の社会奉仕を命じ、執行猶予中はペットを飼うことを禁じた。執行猶予期間は現時点で不明。

弁護士によると、デイビス被告は子犬を置き去りにしたことを否定しており、判決を不服として控訴する方針。

検察によると、この事件では2018年7月、ニュージャージー州ハイランズの海岸近くで犬を散歩させていた女性が、ケージに入れられて波打ち際に置き去りにされた子犬を発見した。

潮が満ちて波がケージに届き始めていたことから、女性は障壁を乗り越えて子犬を助け、警察に届け出た。子犬はピットブルテリアの雑種犬で、「リバー」と命名された。

当局は捜査の結果、デイビス容疑者がガールフレンドと口論の末、仕返しのために犬を連れ出して波打ち際に置き去りにしたと断定。「この人があの時、あの場所を通り掛らなければ、リバーは満ち潮でおぼれていただろう」と指摘した。

この事件がきっかけとなって動物保護団体などから抗議の声が高まり、州上院には動物虐待の厳罰化を盛り込んだ「リバーズ法」が提出された。

犬のリバーについては、モンマス郡の動物保護団体が昨年4月、温かい家庭に引き取られたと報告していた。

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