トランプ大統領弾劾裁判、弁護側の冒頭陳述始まる

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トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判で、トランプ氏の弁護団による冒頭陳述が始まった/Sarah Silbiger/Getty Images

トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判で、トランプ氏の弁護団による冒頭陳述が始まった/Sarah Silbiger/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾(だんがい)裁判は、25日からトランプ氏の弁護団による冒頭陳述が始まった。

上院ではまず22~24日に検察役の下院民主党が冒頭陳述を行い、トランプ氏の罷免(ひめん)を訴えていた。

ホワイトハウス側はこれまで弾劾手続きへの協力を拒否していたが、同日の冒頭陳述で初めて正式に反論した。

弁護側の主な論点は2つ。1つ目は、民主党が今秋の大統領選を有利に運ぶことを狙っているという説だ。弁護団を率いるホワイトハウスのシポローニ法律顧問は、民主党が2016年大統領選への選挙介入疑惑を声高に非難する一方、弾劾裁判によって「米史上最大規模の選挙介入」を図っていると主張。「これを容認するわけにはいかない」と述べた。

2つ目は、トランプ氏に違法行為があったことを示す直接の証拠はないとの立場だ。シポローニ氏は、トランプ氏もゼレンスキー・ウクライナ大統領も不正な圧力があったとは言っていないと訴えた。

これに対して上院民主党トップのシューマー院内総務は、民主党がかねて要請している新たな証人の招致や文書提出を認めるべきだと改めて強調。「弁護団は大統領周辺の情報源がないとの批判を展開する一方で、大統領周辺からの証言を阻止している」と追及した。

この日の冒頭陳述はわずか2時間で終わった。民主党側の陳述が長時間に及んだのに対し、弁護側は短時間で切り上げる戦略とみられる。

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