薬局に強盗、「病気の子どもいる」とメモ見せ金奪う 米フィラデルフィア

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薬局に入った強盗が店員に「病気の子どもがいる」とのメモを見せ、金を奪った/Philadelphia Police

薬局に入った強盗が店員に「病気の子どもがいる」とのメモを見せ、金を奪った/Philadelphia Police

(CNN) 米フィラデルフィアの薬局で起きた強盗事件について、犯人が店員に対し「申し訳ない。病気の子どもがいる」と書かれたメモを見せて金を奪っていたことが9日までに分かった。地元警察が防犯カメラの映像とともに明らかにした。

事件は今月3日に発生。防犯カメラの映像にはグレーのフード付きの上着に黒い手袋を身に着けた犯人が薬局へ入り、商品とともにレジの前に立つ様子が映っている。店員は商品をレジに通し、袋へ入れている。

警察の声明によると、犯人はそこで店員にメモを渡した。メモには「有り金すべてよこせ。申し訳ない。病気の子どもがいる。15秒待ってやる」などと書かれていたという。

映像の中で犯人はポケットに手を突っ込み、カウンターにもたれかかっている。店員はレジを開けると、いくらかの現金を商品と同じ袋に入れた。この後犯人は袋をポケットに押し込み、店から立ち去ったという。金を奪う間、店員に武器を見せることはなかった。

警察は犯人の身元を特定していない。特徴については、黒人で年齢30~40歳、身長は約180センチで顔にひげを蓄えているとしている。

強盗の被害額は明らかになっていない。当該の店員は取材に答え、「病気の子どもがいるからといって、店へ強盗に入る理由にはならない」「警察が乗り込んで犯人を殺した可能性もある。そうなれば子どもは父親を失ってしまう」と話した。

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