「磁石釣り」中の男性、川で迫撃砲弾を発見 第1次大戦時のものか

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米ミシガン州の川で磁石釣りをしていた男性が砲弾を発見した/Courtesy Joseph Alexander

米ミシガン州の川で磁石釣りをしていた男性が砲弾を発見した/Courtesy Joseph Alexander

(CNN) 米ミシガン州を流れるグランド川でこのほど、磁石を垂らして水中の金属を探す「磁石釣り」をしていた男性が、古い迫撃砲弾を見つける出来事があった。

発見者はジョゼフ・アレクサンダーさんで、同州グランドラピッズ中心部の橋で磁石釣りをしていた際に見つけた。

地元警察はこの装置について、第1次世界大戦で使用されていたドイツの迫撃砲弾と指摘。「恐らくかなり前から水中に沈んでいたとみられる。年数が経過しているため、それほど危険性はないのではないか」との見方を示した。ただ、慎重を期して爆破処理を行う予定だという。

アレクサンダーさんは当日、強力な磁石をくくりつけた約20メートルのひもを使って、水中に沈む金属を探していた。

以前に鉄筋や釣り針などを見つけたことはあったものの、興味を引くような物を釣り上げたのはこの時が初めて。磁石が弾に接触した際にはカチっとくっつく大きな感触が伝わった。

いざ引き上げてみると心配になったものの、本当に迫撃砲弾のわけがないと自分に言い聞かせて自宅に持ち帰った。しかしインターネット上に写真を投稿したところ、恐らく本物との指摘があり警察に通報、爆発物処理担当者が回収に訪れた。

警察によると、磁石釣りの人気が高まる中、こうした出来事は時々起きている。取材に応じた警官は「戦争から持ち帰った親族の記念品を人々が見つけ、川に投げ捨てているのだろう」と推測している。

アレクサンダーさんはユーチューブで動画を見たのをきっかけに、1カ月前から磁石釣りを始めた。環境保護と宝探しを合わせた感じが楽しく、この間に約900キロの金属を水中から釣り上げたという。

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