火山噴火でマスク売り切れ、実際には役に立たず ハワイ

2018.05.14 Mon posted at 12:35 JST

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(CNN) 米ハワイ州ハワイ島で続くキラウエア火山の噴火で有毒ガスが放出される事態を受け、住民が身を守るために必死でマスクを買い求めている。

これに対してハワイ衛生局が、市販のマスクでは有毒ガスから身を守る役には立たないと指摘した。

住民の男性はCNN系列局KHNL/KGMBの取材に対し「大気の質が心配だ」と語り、ぜん息を持つ甥(おい)のためにマスクを探し求めたが、店を5軒回っても買えなかったと話している。

当局によると、今回の噴火では13日までに17カ所に亀裂ができ、溶岩が噴出している。特に、そうした亀裂から放出される火山スモッグ「ヴォッグ」に含まれる二酸化硫黄は、健康被害を生じさせる恐れがある。

ある店舗では、11日の開店からわずか15分でマスクが全て売り切れになった。店の前にはマスクを買い求めようとする客が長蛇の列を作っていたという。

しかしハワイ衛生局によれば、防じんマスクとして一般的な「N95」規格などのマスクでは、二酸化硫黄から身を守る役には立たない。同局はこのほど発表した声明で、「店頭で販売されているマスクでは、火山噴火で放出される極めて危険な火山ガスから身を守ることはできない」と呼びかけた。

防毒マスクなどについても、適切に使用しなければ効果が保証されないことから、一般の人が使うことは勧めていない。

ハワイ郡は13日のツイッターで、最善の措置として、窓を閉めて屋内にとどまるか、ガスの放出で呼吸に支障を感じたらその場から避難するよう促した。

ハワイ衛生局も、危険な火山ガスから身を守るための措置として、警察や消防が指定する危険区域に立ち入らないよう呼びかけている。

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