魅力的な旅行先の都市ランク、首位パリ 東京が4位に上昇

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旅行先として最も魅力的な世界の都市に関する新たな報告書で、パリが首位に輝いた/lupengyu/Moment RF/Getty Images

旅行先として最も魅力的な世界の都市に関する新たな報告書で、パリが首位に輝いた/lupengyu/Moment RF/Getty Images

(CNN) 国際市場調査企業「ユーロモニター・インターナショナル」は17日までに、旅行先として最も魅力的な世界の都市に関する新たな年次報告書をまとめ、パリが再び首位に輝いたと報告した。

調査にはデータ企業「ライトハウス」も協力し、観光業、持続可能性、経済力、医療対策や治安維持などの指標を基に作成した。

調査結果によると、欧州が上位10都市のうち7都市、上位100カ国のうち63カ国を占めた。欧州以外で上位10都市に入ったのは、2位のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、4位の東京と8位のニューヨークだった。

3位はマドリードで、アムステルダム、ベルリンにローマが5〜7位となった。バルセロナが9位、ロンドンは10位を確保した。アジア勢の健闘も光り、シンガポールが11位、ソウルが14位、大阪が16位に食い込み、香港が17位だった。

報告書は欧州勢の強みについて、「急速な都市化や広範な技術の導入」などの背景要因に言及。「旅行客は今や高速のインターネット利用、柔軟な予約の選択肢、リモート勤務が可能な空間を求めている」などと指摘した。

東京が10位内に選ばれたのは初めて。観光インフラ面での改善、新型コロナウイルス対策の緩和や円安効果などがランク上昇を実現させたとした。

上位100都市内には4都市が初めて入り、ワシントンが48位、モントリオールが68位、チリのサンティアゴが88位にリトアニアのビリニュスが92位だった。これら4都市はいずれも観光業の業績向上を示していた。

海外旅行は力強い回復ぶりを見せ続けており、今年末までに13億回に達すると予測されている。国際的な観光に伴う支出額は約1兆7000億米ドル(約241兆円)と見込まれている。

上位20都市内に含まれたほかの都市は、ミュンヘンが12位、ミラン13位、ダブリン15位、ウィーン18位、ロサンゼルスが19位でリスボンが20位だった。

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