クルーズ船運航に再び混乱、寄港や下船拒否相次ぐ オミクロン株感染拡大に懸念

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クルーズ船「カーニバル・フリーダム」/Karen Bleier/AFP/Getty Images

クルーズ船「カーニバル・フリーダム」/Karen Bleier/AFP/Getty Images

ホーランド・アメリカ・ラインなどクルーズ船を運航する各社は、子どもを除く乗客乗員全員に対して新型コロナのワクチン接種完了を義務付けている。

カーニバル社が運航する「カーニバル・フリーダム」は、「少数の」(同社)乗船者が陽性と判定されたため22~23日にかけてカリブ海のボネール島とアルバ島に入港を拒否され、代替として24日にドミニカ共和国に寄港することになった。同船は予定通り、26日にフロリダ州マイアミに帰港した。

乗客のジム・ストロプスキさんはCNN提携局WPLGの取材に対し、快適な船旅だったと振り返り、カーニバル社の対応を評価した。妻のコニーさんも同社のコロナ安全対策を称賛。夫妻は2週間後にまたカーニバルのクルーズ船に乗ることを予定している。

一方で、今回のクルーズを「ひどかった」と振り返る乗客もいる。リー・マリーさんは、乗船者の新型コロナの症例について「私たちにはほとんど何も教えてくれなかった。みんなに好きなようにさせていた」と振り返り、同社のコロナ安全対策は「とても無責任」だったと批判した。

米紙マイアミ・ヘラルドの22日の報道によると、ロイヤル・カリビアン社が運航する「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」は、ワクチン接種を完了していた乗客乗員55人が新型コロナに感染し、キュラソー島とアルバ島に入国を拒否された。

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