「白鯨」に登場の骨を返して、博物館が住民に訴え 英

英博物館が小説「白鯨」に登場するマッコウクジラの骨格の復元を目指している/Burton Constable Foundation

英博物館が小説「白鯨」に登場するマッコウクジラの骨格の復元を目指している/Burton Constable Foundation

(CNN) 英国の歴史博物館が地元住民に対し、米作家ハーマン・メルビルの小説「白鯨」で描かれた巨大なクジラ骨格の骨を返すよう呼びかけている。

この博物館は英ヨークシャーにある「バートン・コンスタブル・ホール」。作家生誕200年に合わせ、メルビルが最初に骨格標本を目にしたときの状態を復元したい考えだ。

このマッコウクジラは体長約18メートルで、1825年に英イングランド東岸に打ち上げられると、すぐさま住民や研究者の注目を集めた。地元の医師がその場で死骸を解剖し、マッコウクジラに関する最初期の研究を行った。

その後はヨークシャーで展示され、メルビルのような観光客を引きつけた。メルビルはこのクジラの巨大さや外観にすっかり魅了され、小説内でも描写している。

しかし関心が薄れるにつれ維持管理もなおざりになり、骨格は野ざらし状態で朽ちる運命となった。20世紀半ばには地元の子どもたちがジャングルジムとして使い、骨格の中に隠れたり、一部を持ち帰ったりしていた。

1995年になり、バートン・コンスタブルの職員が残っていた骨格を復元。博物館の納屋で展示した。だが、脊椎(せきつい)の骨11個と左ひれの大半は欠けた状態だった。

骨の断片が手元にあると思う人は返還に向け連絡してほしいと、同博物館は訴えている。

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