FB、ドイツでニュース配信サービス開始へ 一部大手は参加せず

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独大手紙の出版元が、同国でのFBのニュース配信サービスに参加しない意向を表明した/Krisztian Bocsi/Bloomberg/Getty Images

独大手紙の出版元が、同国でのFBのニュース配信サービスに参加しない意向を表明した/Krisztian Bocsi/Bloomberg/Getty Images

ロンドン(CNN Business) SNS世界大手の米フェイスブックは1日、ドイツで5月からニュースの配信サービス「フェイスブック・ニュース」を開始すると明らかにした。しかし、ドイツの主要日刊紙の出版元は記事に支払われる報酬が不適切に安いとして参加を拒否する姿勢を示している。

フェイスブックはドイツで始まるフェイスブック・ニュースについて「ジャーナリズムのための専用の空間」と表現している。同様の取り組みは米国で最初に始まり、その後、英国にも拡大した。

一方でフェイスブックは2月にオーストラリアで一時ニュースの共有を制限したことで、国際社会から非難の声が出ていた。

フェイスブックのドイツでの取り組みでは、シュピーゲル誌やツァイト紙と最初から連携する。ハンデルスブラット紙やフランクフルター・アルゲマイネ紙も参加するという。

しかし、ヴェルト紙や大衆紙ビルトの発行元であるアクセル・シュプリンガーは提案された財政面での条件にからんで、参加しないと明らかにした。

オーストラリアで先ごろ可決した法案では、特定のメディアは作成した記事の配信料が支払われるようにIT企業と交渉することができるようになる。もし、合意に達しなかった場合には仲裁が行われる。

欧州連合(EU)や米国でも出版側からの圧力が強まっており、オーストラリアと同様の措置を導入する声が出ている。カナダ政府は今後数カ月間で法案を提出することを計画している。

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