シンガポール航空、世界最長の直行便就航へ A350超長距離型

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シンガポール航空が超長距離型機A350-900ULRで世界最長の直行便就航へ

シンガポール航空が超長距離型機A350-900ULRで世界最長の直行便就航へ

(CNN) シンガポール航空は年内にも、シンガポールと米ニューヨークを20時間近くかけて結ぶ世界最長の直行便を就航させる。使用機材はエアバスの超長距離型機A350-900ULRで、23日には同機で初となる試験飛行も行った。

シンガポール航空は以前、両都市を結ぶ9500マイル(約1万5300キロ)の路線にA340-500型機を投入していた。ただ、この便は効率が悪く、同航空は2013年に運航を廃止した。

シンガポール航空は現在、A350-900の導入を進めており、発注した67機のうち21機をすでに保有している。超長距離(ULR)型の発注数は7機だ。

23日に行われたULR型の初試験飛行では、フランス・トゥールーズにあるエアバス社の工場から約5時間の往復飛行を行った。

A350-900ULRの航続距離は1万1160マイルで、通常のA350を1800マイル超上回る。シンガポール航空はこれにより、世界最長の直行便を運航する航空会社の座を奪還する見通しだ。

気になるのは丸一日近いフライト中の旅客の快適さだが、A350型機の内装関連責任者はCNNの取材に、「A350はこうした長距離飛行を念頭に開発されたクリーンシート・デザインを備えている」としている。

A350シリーズではいずれも、長いチューブではなく部屋のように感じさせるデザイン哲学を採用。高い天井や洗練されたLEDの照明、ほぼ垂直の側壁が特徴で、騒音も低減させた。

同責任者によれば、こうした特徴が全て相まって乗り心地が向上したという。「A350の快適さの要因はひとつではなく、すべてに意図的な狙いがある」としている。

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