北朝鮮の「挑発と対話」、いつものパターンは通用するか

北朝鮮と中国 専門家に聞く

香港(CNN) 核を脅しの材料にして挑発を続けた後、一転して対話姿勢を示す。北朝鮮が何度となく繰り返してきたパターンだ。これまで国際社会から支援を引き出してきた常套(じょうとう)手段は、今回もまた通用するのだろうか。

今年3月の時点で、北朝鮮は米国に「核戦争開戦」を警告し、韓国とのホットラインを遮断するなどして緊張をあおっていた。しかし最近になって態度を一変。平壌では先週以降、道路沿いに並んでいた反米の看板が次々と撤去されているという。

これは金正恩(キムジョンウン)第1書記の父、故・金正日(キムジョンイル)総書記が得意とした「いつものパターン」だ。

欧州のシンクタンク、国際危機グループ(ICG)のステファニー・クレインアルブラン氏は、今回の駆け引きも実質的には同じとの見方を示す。

同氏によれば、北朝鮮は核問題を巡る6者協議参加国の分断を図っている可能性がある。中国が北朝鮮との交渉再開を急ぐのに対し、米国は交渉の前提条件として、北朝鮮が核放棄に向けた行動を示すよう求めている。こうした食い違いに北朝鮮が目をつけていることは十分にあり得る。

ただクレインアルブラン氏によると、金正日総書記の時代には挑発行為の一方で中国の顔を立てるという「微調整」がみられたが、今回はそれが一切なかった。そのせいか中国は最近、北朝鮮に対していらだちを募らせているようだ。北朝鮮が「やりすぎた」と批判する声も上がっているという。

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