サッカーの米国対メキシコ戦が大荒れ、同性愛嫌悪のチャントによりアディショナルタイム途中で終了

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サッカーの米国対メキシコ戦が大荒れの展開に/Louis Grasse/Getty Images

サッカーの米国対メキシコ戦が大荒れの展開に/Louis Grasse/Getty Images

(CNN) 米ラスベガスで開催された北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)ネーションズリーグ準決勝、米国代表対メキシコ代表の試合は、米国が主導権を握り3―0で勝利した。しかし試合中は危険なタックルや小競り合い、客席からの差別的なチャント(サポーターによる歌)などが発生。審判がアディショナルタイムを途中で切り上げて試合を終わらせる後味の悪い結末となった。

15日に行われた試合は13枚のカードが飛び出す乱戦となり、両チーム2選手ずつが退場処分を受けた。選手同士の激しいぶつかり合いの中でユニホームが破れる一幕もあった。

90分を迎えたところで審判は試合を一時停止した。客席から同性愛嫌悪のチャントが発せられたためだ。アディショナルタイムは12分間あったが、結局審判は試合を4分前後早く終了させた。この時も客席では差別的なチャントが歌われていた。

試合後、CONCACAFは声明を出し、一部のファンによる試合中の差別的なチャントを強く非難した。また現場の警備スタッフがファン数人をスタジアムから退去させていたことを明らかにした。容認できない振る舞いをしていたことが理由だったという。

現在は警備や審判らの報告によって詳細を急ぎ把握していると説明。迅速に追加の声明を発表するとした。

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