北京五輪、米選手はプリペイド携帯使用を FBIが警告

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FBIが北京冬季五輪出場の米代表選手らにプリペイド式の携帯電話を使うよう呼び掛けている/Carl Court/Getty Images

FBIが北京冬季五輪出場の米代表選手らにプリペイド式の携帯電話を使うよう呼び掛けている/Carl Court/Getty Images

ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は北京冬季五輪に出場する米代表選手らに、個人のスマートフォンは持参せず、プリペイド式の携帯電話を使うよう呼び掛けている。

FBIは選手らへの通知で、欧州など一部の国のオリンピック委員会も、サイバーセキュリティー上の懸念から同様の警告を出していると指摘。

「五輪に対する具体的な脅威」は認められないとしたうえで、「参加者はネットワーク、デジタル環境に十分注意して行動することが重要だ」と強調している。

米国の国家安全保障当局者らは、中国によるスパイ活動や知的財産権の侵害に懸念を強めている。また米情報当局は、中国当局が国内にカメラや顔認識などの技術による高度な監視体制を構築していると警告を発してきた。

これまでも中国を訪れる政府当局者やビジネス、学術界の米国人は、私物の端末がハッキングされる危険性について警告を受けてきた。

FBIのレイ長官は1月31日、北京が米国の技術情報を盗もうとしたとみられる2000件以上のケースについて捜査が進行中だと述べ、中国の脅威を改めて強調した。

米国は北京五輪・パラリンピックに選手団を派遣する一方、政府関係者の派遣は見送っている。

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