NYヤンキース、ワクチン接種済みの関係者7人が陽性

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ワクチン接種を呼びかける文字のある芝に立つニューヨーク・ヤンキースの三塁コーチ=8日、米ニューヨーク市のヤンキースタジアム/Rich Schultz/Getty Images

ワクチン接種を呼びかける文字のある芝に立つニューヨーク・ヤンキースの三塁コーチ=8日、米ニューヨーク市のヤンキースタジアム/Rich Schultz/Getty Images

(CNN) 米大リーグのニューヨーク・ヤンキースは13日、米ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンを接種済みのコーチやサポート職員7人が検査で陽性と判定されたと明らかにした。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督によると、7人のうち6人は無症状だという。

ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンは1回接種型で、臨床試験(治験)では米国の被験者の間での有効率が72%、重篤な症状に対する有効率が85%だった。米国で使用中の2回接種型ワクチン、米ファイザー・独ビオンテック製とモデルナ製はいずれも有効率が約95%に上る。

この3つのワクチンにコロナウイルスは含まれていないため、ワクチンを通じて新型コロナ感染症に感染することはあり得ない。

ただ、米ジョージ・ワシントン大のジョナサン・ライナー教授によると、もしワクチン接種完了後に感染したとしても、ワクチンを全く接種していない場合に比べて症状は大幅に軽くなる可能性が高いという。この点はインフルエンザワクチンの働き方と同様だ。

レイナー氏はヤンキースの感染者7人のうち6人が無症状なことに触れ、新型コロナワクチンの感染予防力が「非常に優れている」ことの表れとの見方を示した。

ヤンキースによると、この7人が感染したのは4月7日。ワクチンが完全に効力を発揮し始めるのは最後の接種から約2週間後となるため、接種直後の期間はまだ感染しやすい。

ヤンキースでは4月下旬にチーム関係者のワクチン接種率が大リーグの推奨する85%に達し、その後は保健医療や安全上の対策を緩めた状態でプレーしている。

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