男子サッカー 北朝鮮で29年ぶりの南北対決、結果はスコアレスドロー

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試合に向け、ウオーミングアップを行う選手たち=15日、金日成スタジアム/Courtesy Korea Football Association

試合に向け、ウオーミングアップを行う選手たち=15日、金日成スタジアム/Courtesy Korea Football Association

ソウル(CNN) サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選の試合が行われ、韓国と北朝鮮が15日、平壌の金日成スタジアムで対戦した。北朝鮮で韓国と北朝鮮が対戦したのは1990年以来。試合結果は0―0の引き分けだった。

韓国と北朝鮮の前回の対戦は2017年に日本で行われていた。東アジアカップ(現東アジアE―1選手権)の試合では韓国が1―0で北朝鮮に勝利していた。

韓国と北朝鮮の前回の対戦は2017年に行われた/Masashi Hara/Getty Images
韓国と北朝鮮の前回の対戦は2017年に行われた/Masashi Hara/Getty Images

今回の試合は朝鮮半島情勢の緊張が高まるなかで開催された。

韓国でも北朝鮮でもサッカー人気は高いが、今回の引き分けは北朝鮮にとって良い結果だったかもしれない。国際サッカー連盟(FIFA)のランキングでは現在、韓国は37位、北朝鮮は113位に位置する。

韓国のメディアやサポーターは今回の試合を観戦できなかった。また、試合の生中継も行われなかった。

韓国統一省によれば、当局者が北朝鮮に対して、サポーターの観戦や放映権について複数回問い合わせたものの返答が得られなかった。

韓国のサポーターだけではなく、外国人観光客も試合は観戦できなかった。北朝鮮へのツアーを手掛ける高麗グループによれば、同社のツアー参加者も試合の観戦は出来ないと告げられた。理由については明らかにされなかったという。

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