ヒジャブを着けたスーパーガール「エマラ」、UAE生まれのアニメが話題に

ヒジャブを着けたスーパーガール「エマラ」、作者に聞く

(CNN) イスラム教の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」をなびかせ、悪と戦うスーパーヒーロー。アラブ首長国連邦(UAE)生まれのアニメ・キャラクター、「エマラ」に世界から注目が集まっている。

エマラは体にぴったりのボディースーツや覆面の代わりに、ヒジャブを着けている。昼は「モザ」という名の、どこにでもいる十代の少女。夜になると正義の味方に姿を変え、UAEの街に出て大活躍する。

アブダビに住むファトマ・アルムヘイリさんは2016年、21歳の時に初めてエマラの連作をユーチューブに発表した。今ではチャンネル登録者が7万5000人を超える人気シリーズだ。

アルムヘイリさんは子ども時代、テレビに出てくるキャラクターのどれにも共感できなかった。「当時の私が、いたらいいのにと思いつつ出会えなかったスーパーヒーロー。それがエマラです」と話す。

女性イスラム教徒のスーパーヒーローとしては、ほかにもサウジアラビアの「ラティファ」とパキスタン系米国人の「ミズ・マーベル」がいる。

アルムヘイリさんがエマラを生み出したのは、米国滞在中のことだった。そこにはイスラム教徒のアラブ女性をめぐる間違ったイメージがあふれていた。目以外の全身を覆う衣装「ニカブ」をなぜ着ていないのか、と聞かれ、自分の意思で着用する女性もいるが義務ではない、と説明したものだ。

「世界には、私たちアラブ人やその文化を完全に誤解している人たちが多い」「メディアにもアニメにもアラブ人はほとんど出てこないから仕方がない」と、アルムヘイリさんは話す。

イスラムのアラブ人が活躍する物語を通して、UAEの文化をそれとなく伝えたいという。「女性はみんなニカブを着けなくてはいけないとか、外出や運転を禁止されているとか思われているけど、それは間違いです」

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