FIFA会長、5選出馬を表明 現任期限りとの約束撤回

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国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター氏

国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター氏

(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長(78)は11日、来年の次期会長選に5選を目指し立候補する考えを表明した。ブラジル・サンパウロで開かれたFIFA総会で述べた。

現任期限りで退任するとの4年前の発言を翻しての出馬宣言となった。ブラッター氏は最近、続投への意欲を見せ始めており、出馬表明は予想されていた。

会長は総会で「私の使命は終わっていない」と主張。「新たなFIFAを築いていこうと問い掛けたい。今後4年間の財政は確保したのでその基盤はある」と強調し、「総会がこの組織の前進を誰に委ねるかを決める。将来も共に歩む用意が私にはある」などと訴えた。

FIFAでは最近、2018、22両年のW杯開催地の選考を巡っての汚職疑惑が改めて浮上し、ブラッター会長らが非難を浴びている。

欧州サッカー連盟(UEFA)の幹部らは10日、サンパウロでブラッター氏と会談し、5期目への立候補を思いとどまるよう主張していた。この会合は堅苦しい雰囲気だったという。FIFA元幹部を務めたフランス人のFIFA元幹部は既に来年5月の会長選に出馬する考えを明らかにしている。

同会長はまた、試合中にチーム監督が審判の判定の是非について確認を求める権限を持つ新ルールの導入を提案した。この権限は各監督に1試合で2回認め、映像を使って確認するとしている。

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