五輪柔道女子、スカーフ着用認める サウジ選手めぐり

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ロンドン(CNN) ロンドン五輪の柔道女子に出場するサウジアラビア選手の服装をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)などは、選手がスカーフで頭部を覆ったまま競技に出ることを認める方針を確認した。サウジ五輪委員会が30日に明らかにした。

スカーフ着用を認められたのは柔道のウォジダン・シャハルハニ選手(16)。サウジアラビア初の女子五輪選手として注目されていたが、「ヒジャブ」と呼ばれるイスラム教の女性が着用するスカーフをかぶったまま出場できるかどうかが問題になっていた。

サウジ五輪委員会の広報によれば、この問題をめぐってIOCと国際柔道連盟、サウジ側関係者の3者間で協議。試合中のスカーフの着用を認める合意が成立したという。

今年の五輪は史上初めて全参加国・地域から女子選手が出場する大会になった。サウジアラビアからはシャハルハニ選手と陸上800メートルのサラ・アッタール選手の2人が、女性として初めて選手団に加わっている。

30日のサウジアラビアの地元紙によると、シャハルハニ選手の父は、娘がヒジャブを脱がなければならないのなら、競技には出場させないと断言していた。

シャハルハニ選手は8月3日に出場予定。五輪サイトに掲載されたサウジ選手団の写真には、ヒジャブを着用した姿で写っている。

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