ウェッブ望遠鏡が捉えた木星の見事な画像、科学者の予想をも上回る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3つのフィルターを組み合わせて合成処理したという木星の画像/NASA/ESA/CSA/Jupiter ERS Team

3つのフィルターを組み合わせて合成処理したという木星の画像/NASA/ESA/CSA/Jupiter ERS Team

「幾つもの明るい白色の斑点や筋は、極めて高高度に位置する雲頂である公算が大きい。これらの雲は凝縮した対流性の嵐の上に浮かんでいる」。ウェッブ望遠鏡での太陽系の観測に携わる科学者で、全米天文学大学連合の幹部も務めるハイディ・ハメル氏はそう説明する。

科学者らは市民科学者のジュディ・シュミット氏と協力し、観測データを合成画像として処理した。カリフォルニア州モデストを拠点に活動するシュミット氏によると、木星は自転速度が速いため、画像処理が困難だという。

前出のフーシェ氏は、今回の画像こそ自分たちの木星研究プログラムの集大成だと語る。同プログラムは木星自体の活動や化学的性質に加え、木星の持つ輪や衛星系についても調べているという。

ウェッブ望遠鏡は木星以外にも、赤外線を利用して他の機器では捉えられない宇宙の側面を明らかにしている。

「宇宙」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]