かじられた跡も、洞窟からネアンデルタール人9人の骨 「並外れた発見」 伊

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洞窟で発見されたネアンデルタール人の骨/Italian Ministry of Culture

洞窟で発見されたネアンデルタール人の骨/Italian Ministry of Culture

今回発見された骨には胴体から分離した頭がい骨、歯2本、脊椎(せきつい)が含まれる。このほかゾウやサイ、巨大な鹿、馬、絶滅した牛のような動物オーロックスのものとされる骨も数百個見つかった。

文化省は声明で「骨の多くにはかじられた跡がはっきりと見えた。ハイエナの可能性が高い」との見方を示したものの、ハイエナに殺されたのか、死後に食べられたのかは不明だと説明した。考古学者の見方では、ハイエナたちは持ち帰った獲物を保管して食べる場所として洞窟を使っていた可能性があるという。

ネアンデルタール人は4万年あまり前に絶滅したが、家庭用DNA検査キットの出現で一部の人にネアンデルタール人のDNAを検出できるようになったことを受け、最近になってネアンデルタール人の歴史への関心が高まっている。

サンフェリーチェチルチェーオ地域は今や、古代人類の研究で最も重要な地域のひとつ。人間と動物の両方の歴史についての手がかりを含む一種のタイムカプセルになりそうだ。

プロジェクトを率いる考古学者のフランチェスコ・ディマリオ氏は文化省の動画で、今後は古代人類社会への知見を深める目的で骨の調査に着手すると述べた。洞窟の堆積(たいせき)物についても調査を行い、ネアンデルタール人絶滅の要因となったとみられている古代の気候変動の解明を目指す考えだ。

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