マンタが海からジャンプ! サーファーの撮影で偶然写り込む 米

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撮影したエスカンデルさんは撮影後にマンタが写りこんでいたことに気が付いたという/Courtesy Rusty Escandell

撮影したエスカンデルさんは撮影後にマンタが写りこんでいたことに気が付いたという/Courtesy Rusty Escandell

(CNN) 米フロリダ州の海岸でこのほど、サーファーの姿を撮影していた男性が偶然、海中から飛び出したジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)を写真に収める出来事があった。

撮影者のラスティ・エスカンデルさんによると、この写真は14日、パトリック宇宙軍基地の将校用施設の近くにあるビーチで家族や友人と過ごしていた時に撮ったもの。ただ、マンタが写っていることには帰宅するまで気付かなかったという。

「サーファーの背後で水しぶきが上がるのは見えたけど、あまり気にしていなかった」とエスカンデルさんは振り返る。「魚か何かだろうと思っていた」

連続撮影した写真に写っていたのは、水中から飛び上がるマンタの姿だった。「とても驚いた」(エスカンデルさん)

エスカンデルさんの娘とその恋人は、2人とも海洋生物学者。エスカンデルさんが今回の写真を撮った後、娘たちもマンタが水中にいるのを目撃したという。

エスカンデルさん自身は自動車修理店を所有し、近くのサテライトビーチ市に住む。今回の海岸では定期的に写真撮影を楽しんでいる。

写真に写ったサーファーは知り合いではなかったが、写真が拡散した後に話をする機会があり、「彼も興奮していた」という。

ジャイアントマンタは世界最大のエイで、成長後の体の幅は約8.8メートルに達する場合もある。ゆっくりとしたスピードで泳ぐ回遊魚であり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に分類されている。

専門家によると、ジャイアントマンタが水中から飛び上がる理由については分かっていないものの、交尾の儀式か寄生虫を振り払おうとする動作、あるいは大きな音を立てて意思疎通する手段の可能性が指摘されている。

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