「ナスカの地上絵」にトラック侵入、損傷 ペルー

2018.02.03 Sat posted at 16:16 JST

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(CNN) 南米ペルーの文化省は3日までに、同国南部にある世界文化遺産「ナスカの地上絵」が広がる地面にトラックが侵入し、一部が破損したと発表した。

逮捕された運転手(40)は地上絵の在り場所を知らせる標識に気付かなかったと供述。同国検察当局は意図的な行動を示す十分な証拠がないとして釈放した。

現場には、幅約50メートル、縦約100メートルの範囲で深いタイヤ痕が残り、3つの地上絵が損傷したという。

地上絵は首都リマから南へ約250マイル(約402キロ)に位置し、面積は約450平方キロ。幾何学的な模様や動植物の絵が描かれ、敷地は約2000年前にさかのぼるとされる。模様などの表現は紀元前500年から紀元後500年の間のものとされる。一部の模様は長さ数キロにわたる。天文学的な儀式の意味合いが込められているとの見方もある。

ペルーの国営アンデス通信によると、当局は今回と同様のトラブル再発阻止のため地上絵での監視活動を強化する方針。ただ、地上絵の周辺には険しい谷などがあり、後方支援業務の障害克服が課題となっている。

ナスカの地上絵が破損などしたのは今回が初めてではない。2014年には環境保護団体グリーンピースの活動家が有名なハチドリの図柄近くに黄色の文字を作り、物議を醸した。

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