米失業手当の申請件数、52年ぶりの低水準に

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就職説明会の会場で話す雇用主と求職者=9月22日、米カリフォルニア州/Marcio Jose Sanchez/AP

就職説明会の会場で話す雇用主と求職者=9月22日、米カリフォルニア州/Marcio Jose Sanchez/AP

ニューヨーク(CNN Business) 米労働省は9日、先週1週間の失業手当の新規申請件数が52年ぶりの低水準になったと発表した。

季節調整後の件数は18万4000件で、18万2000件だった1969年9月以降で最も低い値となる。経済学者の予測も下回った。

申請件数の低さは米国の雇用が冬を目前に回復していることを示す。モノやサービスの需要が上向く中、企業は人手の確保を競う状況となっている。

米国の求人件数は10月時点で1100万件に上り、人手不足の状況にある。

11月20日までの1週間で各種政府プログラムで手当を受け取っている人は190万人で、その大半は州の失業手当となっている。

ただ、先週の申請件数は、季節調整前では6万件以上増えて28万665件だった。労働省は数百万件の新規申請があった昨年夏に季節調整の方法を見直し、現在もその適用を続けている。それに加えて、変動が大きくなるホリデーシーズンを迎えたことも減少調整の要因となった。

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