米フィッシャープライス、ベビーラックをリコール 死亡4例の報告

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米ベビー製品大手フィッシャープライスが2製品のリコールを発表した/US Consumer Product Safety Commission

米ベビー製品大手フィッシャープライスが2製品のリコールを発表した/US Consumer Product Safety Commission

(CNN) 米ベビー製品大手フィッシャープライスは同社のベビーラックで乳児4人の死亡事故が報告されたことを受け、2製品のリコールを発表した。

フィッシャープライスと米消費者製品安全委員会(CPSC)が共同で3日に発表したところによると、リコール対象は「4イン1ロックングライドスーザーズ」と「2イン1スーズンプレーグライダーズ」。

4イン1ロックングライドスーザーズで、2019年4月から20年2月の間に米国内で生後11週間1人と2カ月2人、4カ月1人の乳児計4人の死亡事故が報告された。ベルトを着けず仰向けに寝かされた乳児が、発見時にはうつぶせになっていたという。

CPSCのアドラー委員長代理は「グライダーやスーザー、ロッカー、スイングのように傾斜のある製品で乳児を眠らせると窒息の危険性がある」と警告した。

フィッシャープライスは、製品の安全な使用法の周知に尽力すると強調している。

発表によると、4イン1ロックングライドスーザーズは米国で14年1月から20年12月の間に価格108ドル前後で約12万台、カナダでも約2万5000台販売された。

2イン1スーズンプレーグライダーズは、米国で18年11月から21年5月までに125ドル前後で5万5000台、カナダで2万7000台が売られた。

CPSCは、乳児が眠る時はベビーベッドなどの「硬くて平らな面」に、毛布やクッションを使わず仰向けに寝かせるよう、改めて注意を呼び掛けた。

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