ボーイングとポルシェ、「空飛ぶ車」の開発で提携
ニューヨーク(CNN Business) 米ボーイングと独ポルシェは19日までに、都市圏の空域を移動する全面的な電気動力の「空飛ぶ車」の研究、開発で提携すると発表した。
垂直に離着陸可能な機体を想定。ただ、この分野に投入する資金、研究開発に絡む具体的な日程や市場での値段などについては触れなかった。
ポルシェの親会社は世界最大の自動車メーカーのフォルクスワーゲン。同社は電気自動車の開発に本格的に乗り出しており、今後10年間で自ら持つ複数のブランド名で計2200万台を生産する計画も既に発表した。
一方、ボーイング社は今年、自律機能を持つ電気動力の空飛ぶ車の試作品を公表している。同社で次世代の車両や航空機の研究開発を手掛ける部門「ボーイング・ネクスト」幹部は、ポルシェと協力し、都市型の航空移動を世界規模で広げるための精密工学、スタイルや技術革新をもたらすと強調した。