未開封のひつぎ20体以上を発見、「当時のままの姿」 エジプト

エジプト・ルクソールで、20を超える未開封のひつぎが見つかった/Ministry of Antiquities

2019.10.18 Fri posted at 15:20 JST

(CNN) エジプト考古省はこのほど、古都ルクソールでの発掘で、20を超える未開封のひつぎが見つかったと発表した。

公式声明によるとひつぎ表面の彫刻や彩色などの保存状態もよく、「古代エジプト人が残したまま」の姿で発見されたという。

ナイル川西岸のアサシーフ地区の墳墓で見つかったこれらのひつぎは、2つの階層からなる大きな霊廟(れいびょう)の各所に置かれていた。墳墓はかつての古代都市テーベの一部だった地区に位置している。

アサシーフからはこれまで古代エジプトの第18王朝にさかのぼるとみられる遺物が見つかっている。同王朝の成立は紀元前1539年ごろ。

今回発見された貴族や官吏のひつぎが、どの年代に属するのかはまだ公表されていない。当局は声明で「過去数年に発表されたなかで最も大規模かつ重要な発見のひとつ」と説明する。

ルクソール周辺では先週にも、王墓に収める装飾品や調度品を製造するための作業場並びに設備があったとみられる広範な遺跡が見つかっていた。

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