ドイツでの難民襲撃、昨年は3500件超 数も暴力度も増す

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ドイツのメルケル首相の写真を手にしたシリア難民

ドイツのメルケル首相の写真を手にしたシリア難民

(CNN) 中東での紛争などを受けて多くの難民が欧州を目指すなか、ドイツの内務省は28日までに、2016年に国内で発生した難民に対する襲撃事件が3500件超だったと明らかにした。

難民個人に対する襲撃は2545件。収容施設などが狙われたのは988件だった。420件余りが身体への攻撃。放火や物品の損害が約750件。侮辱やヘイトスピーチなど言葉による攻撃は約1380件。

15年の数字と比較すると、難民に対する攻撃が増加傾向にあることが分かるという。公式の記録では15年の難民に対する襲撃は1031件だった。このうちの80%以上が言葉によるものだったという。16年の数字は初期のもので、最終的な数字は5月にも発表される見通し。

43人の子どもを含む560人が襲撃により負傷した。難民の受け入れ組織やボランティアへの襲撃も217件あった。

ドイツは過去2年で数十万人の難民を受け入ている。多くは内戦が続くシリアからの難民。昨年は2万8000人がドイツで難民申請を行った。

難民の流入を快く思わない人々もおり、政策への評価は割れている。

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