NATO、東欧・北欧に多国籍部隊を展開 ロシアに対抗

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来年ルーマニアに展開されるという英空軍のタイフーン戦闘機

来年ルーマニアに展開されるという英空軍のタイフーン戦闘機

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)は27日までに、東欧や北欧における多国籍部隊の配備を進める考えを示した。これらの地域で増大するロシアの脅威への対応が念頭にあるとみられる。ブリュッセルで開かれた国防相会議で明らかにした。

NATOのストルテンベルグ事務総長は26日、記者団に対し「ロシアは国防費を3倍に増やした」「ロシアは軍事装備の近代化に多額の投資を行い、NATO諸国との国境付近で大規模な演習を事前通告なしで実施している。だが最も重要な点は、近隣諸国に対し軍事力を行使する意志を持っていることだろう」と述べた。

その上で、グルジアや2014年にロシアが併合したウクライナのクリミア半島、同国東部でのロシア軍の動きを挙げ、NATOとしての対応の必要性を強調した。

同日には英国のファロン国防相が、800人規模の部隊をエストニアに派遣すると発表。また来年には、4カ月にわたってルーマニアに空軍のタイフーン戦闘機を派遣すると明言した。東欧地域への部隊派遣としては冷戦終結後、最大の規模となる。

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