ナイジェリアのモスク襲撃、死者120人に ボコ・ハラムか

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モスクで爆弾テロ、ナイジェリア

ナイジェリア・カノ(CNN) アフリカ西部、ナイジェリア北部の最大都市カノにあるモスク(イスラム教礼拝所)で28日発生した自爆テロ2件と銃乱射事件で救急当局者は同日、死者は少なくとも120人、負傷者は270人に増えたと報告した。

一部の負傷者は重体に陥っており、犠牲者がさらに増える可能性がある。また、金曜礼拝のため多くの信者が集まっていたモスク外で3個目の爆弾が爆発したことも判明した。

犯行声明は出ていないが、ナイジェリア北部などを拠点にするイスラム過激派「ボコ・ハラム」の仕業との見方が強まっている。

ナイジェリアで多大な影響力を持つ指導者の1人であるカノ首長のサヌシ師は2週間前、今回の事件が起きたモスクでボコ・ハラムに対する自衛戦を宣言、住民らに武器調達などを促していた。28日の事件はこの呼び掛けに対するボコ・ハラムの報復の可能性がある。サヌシ師はモスク内にいなかったという。

ナイジェリア国家警察の報道担当者などによると、2人の自爆犯が短い間隔で爆弾を相次いでさく裂させ、別の少なくとも3人の男が車で乗り込んできて、逃げようとする信者に銃を乱射した。この犯行に怒った群衆が3人を追い掛けて捕まえ、殺害したという。

カノ市は、イスラム法に基づく国家樹立を目指すボコ・ハラムが武装闘争を活発化させる地域の1つ。2012年1月20日には集まっていた治安要員を爆弾や銃で攻撃、少なくとも185人を殺害し、多数を負傷させていた。

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