米国の駐中国代理大使が辞職、パリ協定離脱に抗議か

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パリ協定からの離脱を表明するトランプ氏。駐中国代理大使が抗議の辞任をしたとみられる

パリ協定からの離脱を表明するトランプ氏。駐中国代理大使が抗議の辞任をしたとみられる

ワシントン(CNN) 中国に駐在していたデービッド・ランク米代理大使が辞職したことが6日までにわかった。事情に詳しい複数の情報筋によると、トランプ米大統領が地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したことに抗議したとみられる。

ランク氏は国務省で対アフガニスタン政策などを担当する要職を歴任し、2016年1月に北京に着任。このほどトランプ氏が駐中国大使に任命したテリー・ブランスタッド前アイオワ州知事と交代した。

国務省高官の1人はCNNに、ランク氏は「個人的な決断」で辞職したと語った。情報筋はこの決断について、パリ協定離脱と直接かかわりがあると指摘した。

ランク氏の在任中の昨年9月、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とオバマ前米大統領は共同でパリ協定への参加を表明していた。中国は今後もパリ協定にとどまる姿勢を示している。

米国の外交官が最近、トランプ氏との対立姿勢を鮮明にした例はこれが初めてではない。

ロンドン中心部で3日に起きたテロをめぐり、トランプ氏がツイッターで同市のカーン市長を批判したのに対し、ルーケンズ駐英代理大使はカーン氏の「強い指導力」を称賛するツイートを投稿した。

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