米フロリダで男が銃撃、5人死亡 元の職場に不満か
(CNN) 米フロリダ州オーランドの事業所で5日、退役軍人の男による銃撃事件があり、従業員5人が死亡、男は自殺した。地元保安官が明らかにした。警察は男について、不満を抱えた元従業員で単独で犯行に及んだとし、テロ組織や反社会組織とのつながりはないとの見方を示した。
事業所は自動車関連の付属品を製造する会社のもの。男は4月に同社を解雇されていた。
捜査当局によれば、男は特定の犠牲者を標的にしており、そのうち少なくとも1人とは関係が悪かったという。
保安官は報道陣に対し、男が新しく入社した短期従業員の女性に銃を向け、その場を去るように伝えたと言及。「男は確かに撃つ相手を選んでいた」と明かした。
男は1人で暮らしており、この地域に家族はいなかったという。陸軍の退役軍人で、1999年に名誉除隊していた。
2014年には暴行容疑で告発され警察が対応していたほか、飲酒または薬物を使用して運転した容疑や、マリファナ所持容疑での逮捕歴もある。
オーランドでは昨年6月12日、銃を持った男がナイトクラブで49人を殺害する事件が起きていた。