米中央軍司令官、シリアを極秘訪問 対ISIS幹部と会談

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対ISISの幹部らと会談するボテル司令官

対ISISの幹部らと会談するボテル司令官

(CNN) 米中央軍のボテル司令官は21日、米軍特殊部隊が派遣されているシリア北部の数カ所を極秘訪問した。

ボテル司令官はこの地域の他国を歴訪するなかで、数時間にわたりシリアを訪問。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」との戦闘に向けて米軍の訓練を受けている地元部隊の要員と対面した。CNNはテレビ取材班として唯一、同行を認められた。

米軍はシリア、イラク両国でISISと戦うアラブ人、クルド人部隊の増強に力を入れている。シリアには最近、支援強化のために増派される米特殊部隊員250人のうち第1陣が到着した。

ボテル司令官は、シリアで内戦が始まって以来、同国を訪れた米軍幹部として最高位の人物となった。CNNは米軍との合意に基づき、同司令官の具体的な訪問先や、シリアへの移動方法を含む警備態勢についての報道を控える。

米軍は、現地でまず少人数の戦闘員を訓練した後、大きな部隊とともに送り出す方法を取っている。地元部隊は有志連合軍による空爆の標的について現地から正確な情報を伝えるなど、特殊な任務の訓練を受けている。シリアではISISが「首都」と称する北部ラッカの奪還に向け、最終的に数千人規模のアラブ戦闘員を集結させることを目指すが、米当局高官は「それには何カ月もかかる」との見方を示す。

ボテル司令官はシリアで、アラブ系反体制派とクルド人勢力が昨年結成した「シリア民主軍」の幹部とも会談した。

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