ボリショイ・バレエ団監督、顔に酸性液浴びる 失明の恐れも

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ボリショイ・バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリン氏

ボリショイ・バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリン氏

(CNN) ロシア通信は18日、首都モスクワの路上で17日深夜、有名なボリショイ・バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリン氏(43)が覆面姿の暴漢に襲われて酸性の液体を顔などにかけられ、大やけどを負ったと報じた。

視力を失う恐れもあり、医師団が懸命の治療を続けている。同バレエ団の広報担当者によると、やけどの完治には少なくとも半年かかる可能性がある。

フィーリン氏は自宅に向かっていた際に襲われていた。犯人は1人とみられる。

同氏は、モスクワのスタニスラフスキー・ネミロビッチーダンチェンコ音楽劇場の監督を3年務めた後の2011年、ボリショイ・バレエ団の芸術監督に就任。

ロシア通信によると、芸術監督の後任の人選をめぐっては当時、内部対立があったという。この内部対立と今回の事件との関連性などは明らかでない。

また、フィーリン氏は過去数カ月間、脅しの電話を受け、車のタイヤが裂かれる嫌がらせもあった。酸性液の攻撃を受ける直前には、「フェイスブック」上の自らのサイトで不正侵入未遂の被害もあった。

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