EU大統領、難民受け入れは「もうすぐ限界に」

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EUのトゥスク大統領。国際社会にさらなる支援を促した

EUのトゥスク大統領。国際社会にさらなる支援を促した

(CNN) 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は4日、難民の受け入れについて欧州が「限界に近付いている」との見方を示し、難民の再定住先の確保について国際社会がさらに取り組みを進めるよう呼びかけた。

情勢が不安定なシリアやイラク、エリトリア、ソマリアなど各国から逃げ出し、欧州へ向かう難民の数は増加している。

トゥスク大統領は、中国での主要20カ国・地域(G20)首脳会議の開催前に、不定期な経済移民は言うに及ばず、新たに押し寄せる難民を受け入れる欧州の実務的な能力が限界に近付いていると述べた。

G20では、貿易やテロ、気候変動などが話し合われる見通し。

トゥスク大統領はG20の国々に対し、世界の難民にさらなる支援を行うよう訴えた。

米国では先ごろ、節目となる1万人目のシリア難民を受け入れた。しかし、この数字も比較的小さなものかもしれない。国連によれば、トルコに滞在するシリア難民の数は270万人を超えるという。

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