科学技術の進歩で消える仕事、20年までに500万人失業か

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人工知能の進化などにより2020年までに500万人の仕事が失われる可能性がある

人工知能の進化などにより2020年までに500万人の仕事が失われる可能性がある

スイス・ダボス(CNNMoney) ダボス会議などで知られる世界経済フォーラム(WEF)はこのほど報告書を発表し、人工知能(AI)やロボット工学、バイオテクノロジーなどの科学技術の発展によって先進国を中心に2020年までに500万人の仕事が失われる可能性があるとの見通しを示した。

特にリスクにさらされているのが、管理職やホワイトカラーだという。今年のダボス会議では、科学技術の発展が及ぼす影響が議題の中心となっていた。

今回の報告書によれば、自動化や人員の余剰といった理由から、世界の主要国で最大710万人の職が失われる可能性がある。一方で、技術や専門サービス、メディアといった分野で210万人の雇用が新たに創出される見通しだという。

WEFは、人材不足や大量失業、不平等の拡大といった最悪のシナリオを避け、変化に追いついていくには、労働力の変革に投資を行う必要があると指摘。教育や成人向け学習プログラムなどから始めるのが良いという。

報告書はまた、現在小学校に上がろうとする子どもの65%前後が今は存在していない仕事に就く可能性があり、将来の訓練が非常に重要になるとの見方を示す。

変化の激しい世界で成功したい企業にとって、職場において、ジェンダーや民族性、年齢などの多様性を広げることに努めることも不可欠だという。

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