貧窮の米国民5千万人以上が一時、食事確保出来ず 農務省

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ニューヨーク(CNNMoney) 米農務省は5日、米国民5000万人以上が2011年に食料を購入出来ない貧窮の時期に直面した経験を持つとの統計を発表した。

昨年の場合では、約390万世帯の子どもが家族の経済的な条件などで十分かつ栄養基準を満たす食事を時々摂取出来なかったとも報告した。

米国民約1700万人は食料購入の金に困り、食事の量を減らすことを強いられたともし、これらの苦境は昨年の7カ月間で月間当たり数日間続いたとも報告している。

この窮境に直面した米国民は2010年比で80万人以上増加し、特に独り暮らしの女性やアフリカ系(黒人)世帯、貧困層や貧困層に近い米国民の被害が大きいとしている。

農務省は4日、食料補助費「フードスタンプ」をもらった米国民は今年6月、4670万人と過去最高を記録したと発表。食事の確保で不安定な状況に追い込まれた世帯のうち、連邦政府の食料や栄養支援事業の恩恵を受けている比率は57%だった。

フードスタンプ制度は今年の米大統領選でも争点の1つになっている。オバマ大統領は制度の拡大を提唱しているが、野党の共和党は縮小を主張している。

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