フランス最古の原発で蒸気漏れ事故

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(CNN) フランス東部のフェッセンハイム原子力発電所で5日、作業員が点検中に蒸気が放出される事故があった。同原発を運営するフランス電力公社(EDF)は、負傷者はいないと発表した。事故発生当初、作業員2人が負傷したと伝えられていた。

事故発生時、現場では9人の作業員が点検作業をしていた。原子力の安全性に関する監督を担う仏放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は、事故は深刻ではなかったものの、原因の調査を行う必要があるとの見解を示した。

同原発は1977年に稼動したフランスで最も古い原子力発電所で、900メガワット級の原子炉を2基有する。オランド仏大統領が任期の終わる2017年までに閉鎖すると公約するなど、同原発はフランス国内で論争の的となってきた。11年の東日本大震災による福島原子力発電所事故発生を受け、安全上の懸念も指摘されていた

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