レッドブル創業者の孫、警官死亡させ逃走した容疑で逮捕 タイ

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バンコク(CNN) 飲料大手レッドブル創業者の孫がタイで自動車事故を起こして警察官を死亡させ、現場から逃走したとして警察に逮捕された。首都バンコクの警察が3日に明らかにした。

警察によると、現地時間の同日午前5時ごろ、バイクに乗っていた警察官が黒いスポーツカーに衝突される事故が発生した。スポーツカーは現場から逃走したが、漏出したガソリンの跡をたどったところ、レッドブル創業者の孫に当たるV・ユーウィッタヤー容疑者(27)の豪邸に到達。家宅捜査の結果、フロント部分が大破した黒いフェラーリを発見し、同容疑者を過失致死とひき逃げの疑いで逮捕した。

調べに対してユーウィッタヤー容疑者は、車を運転していてバイクと衝突したことは認めたが、バイクが突然進路に割り込んできたと供述している。同容疑者は保釈金50万バーツ(約125万円)を払って保釈された。

ユーウィッタヤー家は同国有数の富豪一族。同容疑者の祖父にあたる故チャリアオ・ユーウィッタヤー氏は、オーストリアの実業家と組んでタイの飲料をベースとした清涼飲料レッドブルを開発した人物として知られる。父のチャルーム・ユーウィッタヤー氏は同社の取締役を務めている。

この事件では当初、別の男がユーウィッタヤー容疑者の車を運転していたと名乗り出ていた。この男は6000バーツの罰金を科せられ、男を誤って逮捕した警察官は停職処分を受けている。

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